無限の住人 感想その1
おすすめされて読み始めた漫画の感想です。
現在1~6巻まで読みました。
以下ネタバレありです。
普段は割と平和でハッピーエンドなモノしか読まないので、ドキドキしながら読み進めた。『ベルセルク』よりもマイルドなので、とりあえずは平気そう。
時代は江戸時代っぽい。『逸刀流』は『北辰一刀流』が名前のモデルかな?『無骸流』は同じ読みの『無外流』が存在するし、どれも幕末の小説で見覚えがある流派。
『腕に覚えのある無法者を幕府が取り込む』みたいなお話も、新撰組に通ずるところがあり、幕末感を感じる。というか、『新鮮組』ってちょい役(?)もでてきたし、そういうことか。
逸刀流の動機は、伝統や格式を重視するこの時代の『剣士』(?)を否定し、『強さ』を求めるって思想かな。るろ剣の石動雷十太と仲良くなれそう。圧倒的な強さで横綱になった朝青竜に対して、『品格』を求めて否定した構図に近いのかも。
主人公の万次、序盤で逸刀流の剣客と戦うも、だいたい不死(?)を生かした不意打ちで勝っている。万次は百人斬り達成しているので弱くはないんだろうけど、敵の方が強さは基本的に上。ゾンビ戦法で心折れずに自分より強い敵に食らいついていくスタイル。敵にばれたら東京湾に沈められたり、五体を各地に封印されたり対策されそうやな。
今のところ出てきた敵キャラ(?)では、槇絵が一番好きかな。というか、今まで登場した人物の中で一番強いんじゃねーのかな。本人が望まぬ才能っぽくて、でも強くてみたいな。少年漫画なら仲間に加入する未来しか見えない。今後再登場があるのか気になっている。
この漫画をおススメされた方の激推しである尸良も登場。仕事にまじめに取り組む外道って感じ。主人公チームにドン引きされて腕を斬られたんだけど、ここから腕の骨を武器にするらしい。
無骸流だとハゲのグラサンがビジュアル的に好き。無口だし、強いし。名前出てきたっけ?
女装したのかしてないのか、いまいちわからない天津が加賀に脱出できるのか、先の展開が気になるので、また5~6巻ぐらい読んだら続きの感想を書くかもしれません。
天津が脱出失敗して誰かに殺されても、不通に物語が進みそう。先の展開が予測できないけど、最終巻で万次が死んでしまうのかどうか気になる。